動画マーケティングの天才になる!facebook連動システム【VENUS】~駄目犬~
修にとって、この2週間はとてつもなく長く、そして苦しい日々であり、まるで拷問のような仕打ちの連続となり、
その連日の苦しみの因果で射精寸前の状態のまま、四六時中過ごしている状態にあった。
まず、この仕打ちを公一から受けた先日以降、陽子のイジワルが激化したことがその最たる証だ。
帰宅後や風呂上りには態々、惨めなM夫の目の前を裸体や下着姿のまま無防備に歩き回り、
修がこの世で最も憧れている女神の妖艶でグラマラスな身体を見せ付けるように振舞う。
日々の修の努めである数多くの家事のうち、修が最も好む【洗濯】仕事に於いても、
陽子は洗濯籠以外の場所、つまりベッドや床、トイレの前などに散々と下着を脱ぎ散らかす。
毎朝それを拾い、憧れの妻であり女王様の穿いていたパンティーの匂いを嗅ぐ事で、
もはや爆発寸前の粗末な一物を隠すように前屈みで仕事をする情けない姿を妻に馬鹿にされる修だった。
「ふんっ、お前ってほんっとどうしよもない馬鹿亭主だよね…くくくっ、こんなんで勃起して、しかもお前の意思で射精も出来ず悶々として喜んでさっ、あ~マジでキモい!変態!!」
こんな調子の朝のやり取りがこの2週間にはその度が増しながら続いているわけである。
「嗚呼、女王様の芳しいパンティー様は本当に素晴らしい香りでございます!!朝のお忙しい時間帯にゴミ便器を馬鹿にして頂きありがとうございます!!」
「本日の女王様のパンティー様の香りは、暫く鼻の奥へ留まるほどのとても濃厚な香りでとても嬉しゅうございます!!本日も間抜けなゴミ夫を蔑んで頂きまして誠にありがとうございます!」
毎日同じようで全てが違う言葉で、修は心こめて陽子からの慈悲へ礼を述べる。
無論、それに対して陽子からの更なる返答や切り返しなどほとんど有る筈もない。
つまりは全般に渡って無視だ。
それよりも陽子は、公一との朝のLINEでのやり取りに夢中なわけで、
男と女同志のまともな会話のほうが楽しい。当然といえば当然の事である。
「あははっ、公一さん、お前がちゃんと射精を我慢できてるか?って聞いてきてるわよ?」
陽子はヘアメイクをしながら、鏡台の鏡越しにパンティーのクロッチへ鼻を押し付けながら阿呆面をする修へ問いかけた。
「あ、ありがとうございます…ご主人様に気にかけて頂けるなんて、大変光栄で申し訳ない気持ちで一杯です…」
修は有りっ丈の心を込めて陽子を通して公一へ告げるように返答をし、名残惜しみながらサテン生地のTバックを洗濯機へ見送りスイッチを入れた。
「公一さんはね、毎日あたしのエロい写メ見ながら何回もヌいてるそうよ!!キャハハハッ!嬉しいわ~、ねぇ、お前もそう思うでしょ?くふふ」
「は、、、はい、陽子様のお身体で何遍もオナニーし射精して下さって頂き本当に嬉しいです。」
この屈辱的な会話のキャッチボールは、修にとって悠久の呪縛のようにキツく金縛りのように苦しかったが、
それに反し粗チンが膨らむこの性に、もはや諦めのような感情がこの被虐や屈辱への依存へと変化しつつある現実として、認めたくはない理性ジキルを、ハイドという変態的本心が教示しようとしていた…。
「陽子女王様っ!本日はデートへお共させて頂き誠にありがとうございます!お二人様の邪魔にならぬよう、そしてお二人様に快適なデートをして頂けるよう、精神誠意お仕え申し上げます!!」
玄関の外。
膝丈よりも少し短め程度の清楚でタイトなスカートに黒のストッキング、にも拘わらず主の指示でノーパン姿の自身の妻の靴底の赤いブランドハイヒールの許へ跪く修。
紛れもなく夫婦である訳で、近所の目も憚ることなくこのような立位が日常と化してしまった事は、
陽子も、そして修も、今となっては全く臆する事もなく、誰に隠そうとは一切思わなかった。
普段からあまり近所付合いのない夫婦として、周りからどう見られてるかなどという意識は愚問なわけである。
「ねぇ、見えるかしら?あたしね、今日はご主人様の命令でノーパンなのよ!ふふふっ。興奮する?」
2週間振りに愛する彼氏であり、性奴隷を約束した主様に逢えるとあって、
陽子は意気揚々、声も普段よりも1オクターブは上がっている。
跪く自身の亭主の両手の甲を靴先でグリグリと踏み躙りながら、
猛暑日の空を仰ぎ、果実系のオーデパルファンの香りをサッっとかき上げたウェーブヘアからさわやかに漂わせる。
このペシェの香りが、修はたまらなく好きで、
初めて陽子の誕生日に新宿の有名デパートで探し求めたのもこの香りのブランドパルファンだった。
それを知ってか知らずか、陽子は公一に“わたしの好きな香水なの”とわかり易いおねだりをし、
今では無くなる度に、修が心を込めて贈った香水と同じものを公一にプレゼントされ、それをこれ見よがしに修の前で“特別な香り”をデート時には必ず付けて行くようになった。
悔しさと悲しさが、頭上から特別な香りとして降ってくる度、修は目に涙を溜める。
これは何度味わっても決して“慣れ”にならないのは一体何故なのだろう…
そんな事を自問自答で耽っていると、
ゴンっ
と、固い爪先で頭を小突かれ、ふと我に帰る修。
「は、はい!!女王様っ!!」
「お前、何泣いてんの?馬鹿かっ!!情けない顔してないでさっさと車持って来いよ!ばーかっ。」
当たり前のように陽子は仕事の遅い馬鹿亭主に怒鳴りつける。
修の人間的傷心など、陽子にとっては全く探る理由もないチリのような感情。
そんな事より早く公一に逢いたくて逢いたくて堪らないといった乙女心だ。
猛ダッシュで階下の駐車場へ走り、陽子がマンションのエントランスへ降りてくる前に車を横付けする。
昔、銀座のクラブでポーターをしていた若かりし頃の経験が、まさかこんな形で役に立つなど当時の修には全く想像も出来なかっただろう…。
後部座席に深々と座る陽子は、早速公一へ電話をし始めた。
“女”の姿がルームミラー越しにチラ見出来たが、陽子の睨みで修は運転に集中する意識へスライドさせていた。
「まったくさぁ~、馬鹿旦那がグズグズグズグズしてるから今やっと出た。。ごめんなさい、公一さん」
スカートの上は藍色のキャミソールで白いタイトスカートとのコントラストが大人の色気を醸し出している。
しかし、パンストの下は淫らな性奴そのものだ。
このギャップが、修もそして主の公一にとっても堪らないフェティシズムであることは言うまでもない。
そのフェチやエロ対象を自由にできる人物こそが、戸籍上の旦那ではなく浮気相手で事実上の主の公一というこの背徳且つ異質な関係…
修はこういう現実を、確かに妄想として望んではいた。
しかし、実際にそれを目の当たりし、己の身に降りかかると、どうしてどうして思った以上に辛くて情けない気持ちが興奮や期待を大きく浸食してしまう。意外ではあったが、何となくで察してはいたのも事実といった所だろう。
環状線を上り方面へ走行車線で運転する修。
延々と、電話越しに他愛もない話やエロトークで盛り上がる陽子と公一。
やがて修は、公一の指定である大型ショッピングモールの屋上パーキングへとパールホワイトの国産SUV車を登らせた。
ここは平日は無料の為か、いつでも賑わっている商業施設で、陽子と昔はよく買い物に来た場所でもあった。
屋上へまで上がってくると、比較的店内入り口へ近い場所へ車を停める事が出来る為、
修は日常的にに屋上を選んでいる。
「着きました」
エンジンキーを抜き、運転席から急いで降りた修は、小走りで後部座席のドアを開けに回った。
「あら。なかなか気が利くじゃない。やればできるのね、たまには。ふふふ」
陽子が修を褒めるなどという事は年にも数える程度しかない。
よほど機嫌がいいのか、それくらい公一とのデートを待ち望んでいたか…恐らく両方であろう。
待ち合わせの場所は本館と新館を結ぶコンコースで、陽子と修がそこへ着いた時にはまだ公一の姿はなかった。
等間隔に置かれたベンチのうち空いていた一つに陽子が腰かけ、修はその脇へ立つ。
「ねぇ、何突っ立ってんのよ、隣が空いてんだから座んなさいよっ!」
不自然なカップルに見られる恥ずかしさからなのか、陽子が修に小声で言い放つ。
「隣へ座らせて頂いていいんですか?ありがとうございます!」
こんな夢心地は今後滅多に訪れる事はない!
そう思った修はデレデレと陽子の隣へ腰かけた。
「うわっ、やっぱキモい!!無理だわっ!オヤジ臭いし息臭いし!あ~お前ってなんでそんなにゴミなの?」
陽子の言うゴミとは、紛れもないただのゴミに値することが、その嫌悪に満ち溢れた眉間で察しが容易い。
「も、申し訳ございません、陽子様」
修は息が女神にかからぬよう下を向き、周囲に聞こえない程度の加減で陽子に詫びた。
「あのさ、やっぱ邪魔くさいし、リアルで臭いからちょっと離れたとこで見ててくんない?お願いね、ゴミ便器ちゃん」
陽子の場合、あまり周囲への気配りを感じられない程の声量だったが、
修が即座にその指示に従うには充分な威圧感だった事は間違いない。
多くの人々が楽しそうに行き交う中央コンコースの端で、修には陽子の姿以外にはっきり言って何も見えない。
忠犬が如何なる時も主を待ち続け、主の声だけに注力するあの従順さそのものだ。
数分だろか、やがて一人の長身男性が陽子の座るベンチの横に腰かけた。
楽しそうに話をし始める姿を遠目に、修はその男性が公一であると確信する。
まさにごく一般的なカップルの待ち合わせ風景がそこにあり、
そこで乙女の笑みを浮かべながら男の腕を握りしめる妻と同じ空間で理不尽に待たされている事実を、
一体この雑踏の誰が気付くだろう。
半ば朦朧とした気持ちと、鋭い剣で突き刺されたような覚醒が錯誤しながら二人を見つめる修のスマホがブルルと鳴ったのは丁度、陽子が携帯をバッグに仕舞うその瞬間だった。
やはりメールの相手は陽子のようだ。
「買い物するからお前は一定距離でついてくること!いいね!」
一方的な指示メールは日常的ではあるが、この場合の指示は相手が二人いる。
しかも愛する妻が他の男性とデートする最中での指示だ。なかなかどうして動揺を隠せない。
愛する妻の冷めた指示、この身分の差にやはり落胆しつつもおろおろとしていられないのが、
まさに一方的な女神、そしてご主人様からの指示故に意を決するしかない惨めなM夫であった。
「かしこまりました、陽子様」
数秒でレスれる程度のメールで気を利かせたつもりの文面ではあるが、それをいちいち読んで貰える程、温情あるお二人ではないことを、図らずも既に洗脳されている修は、ルンルンに歩き出す美男美女の後方数メールの距離感を保ち後を着いて行った。
人目を憚らず、かなりラブラブなカップル姿を見せ付けるのは、鬼畜の付くほどのドSである公一の演出的な仕業だろう。
陽子の肩に手を回してはチラっと修を睨みつけ、意味深に口角を尖らせる。
鍛え上げた腕で陽子を包む公一の立ち居振る舞いは、修には到底叶うはずもない“男前”だ。
ただ、こうして後姿を見守るだけで、修は無意識に公一の魅力に白旗を晒し、一歩、また一歩後を歩くごとに崇めるべき主であり、平伏すべき男性様だと心にコツコツと刻んで行くのだった。
この鬼畜Sのオーラが往々にして変態ドMの心をこうして洗脳してしまうのは、磁石のプラスとマイナスのエネルギーそのものといった具合で、同じくして本来淫乱ドMな陽子にとってもそのエネルギーに引き寄せられた所有物のひとつという事になる。
ここにまた、もうひとつの質の低い所有物である修が公一の放つオーラの虜となった瞬間。
この事実が、何でもない平穏の風景の中に凝縮されている。
「公一様…陽子様…」
修は後を歩く間、まるで悪徳宗教の出家信者のように二人の名前を心で唱え呟き続けた。
「ほらよっ!おっさん!コレさっさと車に積んで来いや!んで、積んだらさっさとこの店の窓側席から見える位置に戻って来いよ!いいな?」
数店舗でウィンドウショッピングをした後、目星を付けておいた店で何着か服を選び、修が会計を済ませると、その背後で店員の目も気にせず公一が指図した。
間違いなく今の会話は開襟の清潔感あるシャツで応対した男性スタッフには丸聞こえだ。
修はその反応を伺うために振り返る余裕や勇気など当然ながらなかった。
「ぷぷっ!ウケるこいつ!自分の妻の服の会計しながらその妻の彼氏に命令されてる~~」
その都度、陽子のこのような罵声に果たしてこのお方は本当にMなのか?と迷走してしまう修は、
羞恥と情けなさで顔を俯かせ小さな声で公一に応えた。
「はい、直ぐに積んでここへ戻って参ります、ご主人様」
灼熱の屋上へ駐車したSUVの車内は当然蒸し風呂状態ではあったが、ハッチバックを開けた時に香った陽子の香りに、新たな男性の芳香が入り混じった残り香に、どういう訳か射精管理され続けてるゴミチンポが反応してしまっている。
無意識的に最下等マゾ夫の性をしっかりと身に染み込ませている己の救いようのないド変態気質に、修はグッと唇を噛みしめ、バタンッ!と自分を奮い立たせるように背面ドアを閉め元の場所へ急いだ。
実にわかり易い場所で二人は窓越しに笑顔で会話をしながら、少し気取ったスタッフが丁度サーブし終えたパスタとフォカッチャに更なる笑顔を見せ合う。
当然、視界には修の姿は確認出来ているのだろうが、飯が不味くなると言わんばかりにそこに誰も居ないフリで楽しんでいる。
窓越しに幸せそうにイタリアンのランチメニューを楽しむ陽子と公一の姿を、
出来るだけ怪しまれないように、自然と立つよう意識する修であったが、どうもこれが自分でも可笑しくなるほど不自然になってしまう。
意味もなくスマホを手にし、ただホーム画面のアプリケーションを開いては閉じを繰り返しながら、時間を遣り過ごす程度が精一杯の“自然体”だった。
40分程度経っただろうか、今だ見続けていたホーム画面からメール受信のブラウザが開いた。
「そろそろ出るからレジ!」
たったこれだけのメールは陽子からだった。
“はい”の二文字だけろ返信し、レジ横のウェイティングスペースへ向かった。
「いらっしゃしませ、お一人様でよろしいでしょうか?」
そんなにスタッフが少ないのか?または神の悪戯か?
即座に来店客の対応に来たそのスタッフは先ほど二人のテーブルへ配膳していた若者ではないか。
修は勝手なドキドキ感で一回り以上は年下であろう若者の前でしどろもどろになる。
「あっ、いや、、その、、待ち合わせ、と言うか、あの~」
「はい?お待ち合わせでいらっしゃいますか?ご案内致しましょうか?」
ほぼ満席状態の店内、決して暇ではないことを露わにする若いスタッフは40過ぎの大人の不釣り合いな貧弱さに若干苛立ちを見せる。
「お~ま~た~せ~!!」
店員が戸惑いながら修の応対をしていた背後から、陽子が声をかけた。
「ありがとうございました!」
すぐさま店員はレジへ回り込み、ポンッと置かれた伝票を手にしPOSレジを打ち出した。
「店員さんっ、あのね~、支払はこいつがするからっ、ごちそうさま!パスタ美味しかったわ!」
「あっ、はい、!かしこまりました、お会計は…」
言いかけた店員に、公一が重ねるように言葉を付け足した。
「それとお兄さんさ、うちのダメ犬にフォカッチャをドギーバックで包んでくれてありがとね!我が家のペット君喜ぶよきっと、あははっ」
と礼なのか何なのか、意味深な言葉を投げかけ、修の方をポンっと叩き店を出て行った。
「あのー。お客様?お会計を宜しいでしょうか?」
「あっ、すいません、幾らですか?」
ハッとしながら修は財布を取り出し慌てて店員に聞き返す。
「2730円になります。ポイントカードはお持ちでないですか?」
「要らないです」
(この人、あのお客様の何なんだ?)と言った表情を丸出しにした店員のマニュアルに沿った対応に、
修は必要最低限の切り返しだけをして、つり銭を受け取り店を出た。
それはこの場を早く去りたい思いと、崇拝するお二人の後を直ぐに追わなきゃの思いが五分五分の急ぎ足だった。
エレベーターで屋上へ向かう最中、他に乗客がいないのを良い事に、
ドM亭主の目の前で濃厚なディープキスを交わし始める陽子と公一。
「ん~、公一さんっ愛してるぅ~、もう我慢出来ない!!はやくしよ!!」
キスをしながら、先ほどの店でドギーバックにしてもらった簡易袋を修に突きつける公一は、
陽子をギュっと抱き寄せ言葉を返す。
「ふふ、俺もお前を愛してるよ!だからいっぱい苛めてやるからな!あはは、ほーらっ!」
そう言って陽子のスカートの中へ手を押し込みストッキングの上から秘部を弄った。
「あぁぁぁん、いじわるぅ~ん~~、き、気持ちいいですぅ」
公一の舌へ自らのいやらしい舌をペロペロと絡ませながら陽子は身をよじらせた。
と同時にエレベーターは屋上へ着き、修は急いで車へ先回りをし後部座席のドアを開けVIPのお抱え運転手の成りを真似てみた。
「ほ~、なかなか気が利くじゃね~か、マゾ旦那ちゃん!」
公一は、早くも陽子のエロモードを覚醒させて、してやったりの面持ちで、惨めにドアを開け直立する年上の男を嘲笑う。
「ありがとうございます、ご主人様」
とにかく蒸し暑かった車内がある程度まで涼しくなるまでに、15分位は要しただろうか。
環状線から少し郊外へ抜ける大きめの県道へ車が差し掛かったころ、
ようやくオートのエアコンの音が弱まり車内の声や音がまともに聞き取れるまでになった。
ルームミラーへ目をやると、何という事かっ、既に妻の陽子が汗だくの公一のペニスにしゃぶりつき何とも言えないいやらしい音を立てているではないか…
「んぐぅ~、チュパチュパ、ジュボボボっ」
「あ~、気持ちいぞ陽子!そうだっ、もっと汗まみれのご主人様のチンポにしゃぶりつけっ!」
「はい、ご主人様っ!いただきます!!」
チュパチュパと幸せそうに公一のペニスを咥える陽子の姿は、ルームミラーでは満足には伺えなかったが、
逆に直視する勇気など修にはどこにもなかった。
「おい!この先ホテル街だったよな?どっかテキトーに入れよ」
公一の命令に、修はやはりか…の心境で答える。
「かしこまりました」
数件のラブホテルが並ぶ人里離れた一画で一番綺麗そうな“ホテル・シャトー”へ車を滑らせ駐車させる修。
「こちらでよろしいでしょうか?」
「ん~。あぁ~~。公一さんっ!!」
「陽子~いいぞ~。イきそうだっ!」
修の事など全く眼中にない二人は延々と舌を絡ませながら互いの股間を弄り、愛を確かめ合っている。
「あのぉ~。到着しましたが」
恐る恐る、遠慮がちに聞く修に公一が漸く反応し切り返した。
「うっせーな!ゴミ!見りゃわかんだろ!いまいいとこなんだよちょっと待っとけ!タコ!」
「も、もうわけございませんでした…」
精一杯の詫びも空しくシカトされ、公一はグイっと陽子の頭を股間へ押し付けイラマを繰り返す。
苦しみながらもうれし涙の陽子は嗚咽しながら大きくノーパンの股を広げ公一を挑発している。
目の当たりにした妻と浮気相手の前儀であろう愛の営みのオープニングセレモニーに、
早くも胸を突き刺されながら、この後の期待値に興奮してしまう性を隠しきれない変態M夫の修。
じゅぼじゅぼと陽子の濃厚フェラで若干揺れる車内で、修は切なくも嬉しい時間を共にしている。
「お~、イクっ!イクぞ陽子!口に出すぞ」
「んぐっんぐっ」
ドクドクと口内に愛しのダーリンの白濁液を含んでいく陽子の喘ぎ声だけで、修は既に爆発寸前の粗チンを隠せない状態にあった。
「おい陽子!飲み込むなよ!そのまま口に溜めとけよ」
「おっさんっ!今日はたっぷり罰をやるっていったよな?」
「はい、ご主人様…」
それだけを応えるので精一杯の修の心境など度外視の公一は続けた。
「ほいっ、じゃぁコレ、まず1回目めの罰!!俺たちこれから2時間ばかし休憩してくっから、お前腹減るだろう?だからさっきのフォカッチャに塗りたくって食え!!お前の昼飯っ!」
「いいかっ?俺たちが戻って来た時、フォカッチャと俺のザーメンが少しでも残ってたら、一生射精禁止!いいな!」
とんでもない鬼畜っぷりに少々陽子も唖然とした顔を見せたが、その一方で黙々とフォカッチャに公一の精子を口から吐き、ドロドロと塗りたくっている。要するに満更でもないという段取りの良さというわけだ。
「ご、ご主人様…ありがとうございます。有難く頂戴致します。」
懸命に陽子が塗りたくった精子にまみれたフォカッチャを受け取り、礼を述べる修の顔は、まさしくダメ犬そのものだ。
公一と陽子は手を繋ぎラブホテルへ消えた。
修は現実と戦う為、先ずは渾身の溜息を吐く。
漂う独特極まりない男の生々しい臭気をその次に吸い込むと、ゆっくりとその白濁液で光るフォカッチャを口元へ運んだ…
続く。。。
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