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SM ≠ DS








第1章でも、私の嗜好哲学めいた戯言を幾文か綴っておりましたが、
第2章になって、まだその辺りをお伝えしておりません。
需要があるか否か、そんな事は愚問です。
ここは勝手気ままに寝取られM夫が心境や日々思ふ事を駄文に記す場。
賛否両論、十人十色、嗜好とはそういうものと思うております故、
この世界を探求する迷人はぞれぞれに、各人の哲学のような思想がお有りかと存じます。

「寝取られ」と「貸し出し」
これはノットイコールでしょうか、二アリーイコールでしょうか。
S夫さん側からでは貸し出し?
M夫さん側からでは寝取られ?
同じような嗜好でも、さらに掘り下げて行くと幾つにも分布される趣味の世界。

同じ車好きやバイク好きといっても、
アメ車好きもいれば旧車マニアも、ネイキッド好きもいればリジットフレーム好きも、
ハイブリットで環境重視の人もいれば、V型エンジンリッター4キロ当たり前の人も…

「寝取られ」が趣味と仰る世の旦那様方の中にも、
旦那様主導の寝取られと、奥様主導の寝取られでは幾らかその趣旨は異なってくると思うんです。
では、一体どれが本当の「寝取られ」なのか?
その答えを明確に理解出来る公式はあるのでしょうか。
哲学的にその答えを見出そうとするならば、
“トリオリズム”がそれに一番近いのでしょうか。
20代前半にお仕えしていた当時の女王様にこれを読みなさいと手渡された「毛皮を着たヴィーナス」の中で、
妻ワンダがギリシャ人に「寝取られた」筆記を思い出します。
この、マゾッホのバイブル的名小説の中にも、「寝取られ」なるキーワードは登場しません。
この独特な表現は、おそらくネットから生まれた現代用語なのでしょう。

スワップマニアや乱交好きの旦那様方の思想は、
恐らく寝取られという意識ではなく、「貸し出し」に近い意識ではないでしょうか。
つまり、愛する妻が他の男性を興奮させ、また他の男性と性行為している姿を見て自らも興奮し、
その後の妻との性行為に異常な程の興奮を覚えるといったような…
この場合、完全に主導は旦那様にあると思うんです。

しかし、「寝取られ」好きの世の旦那様方の場合はこれに値しますでしょうか。

少なくとも私の場合、これに値致しません。
我が家の場合、あくまでも妻自身が浮気相手を選び、好きなようにその相手と性行為をし、
更には旦那であるはずの私との性行為は一切なし。
私に対して、性的感情の一切を抱かず、単なる便器や所有物としか価値を見出しては頂けない。

これは単に「寝取られ」という属性だけでは事足りません。
「寝取られマゾ」という便利な属性もあるようですが、それもまた≒です。
ここに深く関連付けされてくる世界がD&Sなのです。
SMの世界はあくまでもプレイベースでの被虐や加虐に伴う性的興奮と見解しており、
DSはより生活的であり精神論の中での安定剤に近い刺激と思っております。
とても矛盾してるような表現で恐縮ですが、実際この世界は矛盾や理不尽こそが道理だったりする、
非常に厄介で興味深い精神世界だと思うのです。

Domination(支配)&Submission(隷属)=D&S
この主従を重んじる“関係性”こそ、S&Mを“行為性”とする対照的なカテゴリーに属されるのではないでしょうか。
DSという精神世界の中での関係性を重んじるからこそ、
愛する妻の他人男性との“行為”に性的興奮を覚えるのかも知れません。
マゾヒストな妻とサディストなご主人様の関係性は果たしてDSなのでしょうかSMなのでしょうか。
これは私には判断出来かねますが、隷属を追求するM夫の私にとりまして、
その事を探るのはもはや愚であります。
愛する妻こそ、私にとっての永遠のドミナでありこれは不変。
ドミナが従属を誓う男性様であるご主人様もまた、私にとりましては支配者に変わりはせず、
その“関係性”をこれからも一貫して行く事が、この摩訶不思議な嗜好の哲学なのだと思うのです。

SMとしてこの妙癖を括ってしまっては、
同姓であるご主人様に見下ろされ馬鹿にされるなどという屈辱は耐え難い事。
しかしDSとしてこの関係性を脳内で興奮変化して行くと、
その異常性が意図も簡単に精神を安定さえさせる恒常的感覚に成り変わるのですのですから不思議です。
恐らく、このDS世界を過去に学んでいなければこの性癖・嗜好には辿り着かなかったと思います。
その良悪の判断は両論なのでしょうが、私にとっては“幸”なのであります。

かつて、私がセックス(挿入行為)に執着しなくなったきっかけの一つにこんなシーンがありました。
とにかくヤリまくっていた(笑)若造の頃に、ホテル内で当時の彼女を四つん這いにさせ、
バックから激しく突いて突いて突きまくって阿呆面しながらハメていたのですが、
ふと、脇の鏡壁に目をやったその瞬間、一気に興奮が興醒めに変わってしまったのです。
鏡に映る自分の姿が、あまりにも動物的で子孫を残そうとする唯の本能によって“挿す”行為だという実態に…。
人間として生まれ、思考能力や、想像力、その他唯一無二の様々な能力を天より与えられた万物として、
とても愚かで単純極まりないその本能的な性行為(挿入行為)に興奮していいものか?
そんな屈折した感情に苛まれてしまったのです。
そもそも、幼き頃に見た父親と継母との生セックスやハメ撮り、父の隠し持っていたスカ系AVの発見以来、
性に対して歪んだ嗜好を持つようになっていた後天的アブノーマル嗜好の私にとって、
その瞬間は実に必然で当たり前な“機会”でした。遅かれ早かれだったわけです。

脳内で人間らしい興奮を堪能し、射精という極めて単純な“処理”に依存せずに、
普遍的で日常的な関係性で“愛”を表す術こそ、このDS世界にあるのでは?と性癖をシークし始めました。

時にSM≒DSになる事もあるのでしょうが、
根底の意味合い(個人的解釈)が違うので、それは派生的な関係性で自然な成り行きなのだと思います。
羞恥、屈辱、汚辱、虐待、苦痛、調教
このどれをとっても、従属心からなる愛情なくしては甘受出来ません…私の場合。
つまり、誰でもいいのではないのです。
プレイではないのです。
SMクラブでお金を払って処理する嗜好ではないのです。

愛する妻に隷属してこそ、精神が安定するのです。
愛する妻に罵声を浴びせて貰ってこそ、粗チンが勃起するのです。
愛する妻が身を委ねる彼氏様だからこそ、主として崇められるのです。
愛する妻が排泄する大小便だからこそ、汚物ではなくなるのです。

だから、興奮し続けて居られるのです。
マゾというナマモノとは、そういうモノなのかもしれません。

そういう理念からも、
もっと想像を、もっと妄想を、そしてそれを常にデベロップして行きたいものです。
変態行為である前に、人間的行為であるという当たり前。
異常性癖である前に、純真貫徹から来る愛情表現者という生き方。
それが例えリスキーだとしても、人間としてのリビドーを私は強く保守したいと思うのです。








M天国
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スーパー悶々ド変態マゾモード








ここのところ、悶々としたドM癖に苛まれて気が変になりそうな日々から随分と離れておりました。
妻からのご慈悲が全くない事、また妻への関心をなるべく軽減させようと意識している事、
仕事の関係でそれどころではないという事。
直接的な理由こそわかりませんが、それっぽい理由は見つければ挙がって参ります。

そんな折
故意的に、或いは無造作に、妻が一夜中お穿きになられていたパンティ様が、
無造作に脱ぎ散らかされておりました。
普段は勿論、洗濯籠へ放られ私が洗濯をし干し、畳ませて頂いている訳ですが、
これは最早ルーティン、近頃では日々の仕事として淡々とパンティー様を洗濯機へ入れています。
ところがどうでしょう、ふとこのようにいつもと違う場所にいつもと同じパンティー様が放られてるだけで、
異常な興奮を抱いてしまうM夫。

これは慣れからくる刺激なのでしょうか。

久しぶりに、愛する妻のパンティ様に貪りついてしまいました。
女王様、そしてご主人様申し訳ございません。
歯止めが効かない愚かで間抜けな寝取られM夫をお許し下さいませ。
クロッチ部へ鼻を押し当て、吸い込んだ息を吐くことさえ拒絶したくなる位に芳香様を堪能しました。
うっとりするような妻の秘部香とアンモニア臭…
この世でこれ以上の素晴らしい香りがあるのでしょうか。
妻以外の女性では絶対にこのような感受性は生まれません。何故でしょう。
やはり、愛しているからなのでしょう…。
一日中嗅いで居たいと思うのですが、そうするとまた例の“慣れ”が襲来して来てしまいそうなので、
名残惜しいと思うその絶頂に、洗濯籠へ仕舞いました。

妻フェチである私にとって、
妻の“使用済み”こそが最大のフェティシズムであり、
ご主人様の“使用済み”である妻もまた、淫靡にあふれた興奮の性でございます。
これほどまでに妻にご慈悲を頂けずオナニーもさせて頂けぬ日々が続きますと、
こんなひょんなきっかけで、一気にド変態マゾモードに陥落してしまう惨めな夫ですので、
妻の使用済みパンティー様の芳香を皮切りに、妄想のネバーエンディングストーリーが始まってしまうのです。

散々ご主人様に使用された妻を妄想し、
ご主人様の使用済みの妻が使用したパンティー様を崇拝するこの最下等なフェティシズム。
奈落の下降スパイラルへぐるぐると陥って行きます…

愛する妻とは夫婦な筈なのに、ご主人様と妻は永遠に愛し合い主従関係を交わす現実。
それを心から幸せと思い、もっと、もっと、惨めな立場で冷酷視して頂きたいと願い、
排便後のアナル様すら舐めさせて頂けぬ哀れな便器の妄想は、
せめてその美しい排便後のアナル様から漂う芳香様だけでもお恵み下さいませ!と嘆く。
マゾという、実に身勝手で我儘な性分に、また自己嫌悪な時間を無駄に過ごす訳であります。
どうしたらよいのでしょう、、、
この、一度入り込むと手の付けられない変態マゾ気質は。
勿論、射精という処理で一旦は和らぐのでしょうが、オナニーは妻の前でないと出来ません。
妻は、勝手にオナニーすれば?と仰るのですが、
妻を目の前にしないと本当に射精に至らないんです。
“洗脳”なのか、“依存”なのか“真の愛”なのか、自身でもはっきりとわからないのですが、
とにかく妻に見て頂かないとイけません。

いつの日か、楽しくラブラブなセックスをする妻とご主人様に見下ろされながら、
惨めに足蹴にされ、痰唾を吐かれ、射精をさせて頂ける日を夢見て。
今日も、スーパー悶々ド変態マゾモードにて、夕餉を過ごすM夫でございます。







M天国
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お泊まりデート〜参〜








先日のお泊まりデート
ようやく妻はご主人様とのプレイ画像や動画を見せて下さいました。

とてもとても愛おしそうに、ご主人様の立派な御チンポ様をしゃぶり、
実に幸せそうに、そして美味しそうな音を立てる妻の頭を、
グッと抑え込むご主人様。
嗚咽と共に胃液交じりの涎と強烈なイラマ責めで涙をいやらしく従順に垂らす妻。

大きな茄子をコンドームすら被さずに妻のおまんこ様に突っ込み激しく動かすご主人様。
奥深くまで茄子を突っ込み手を離すと、

「まんこ、力入れてみ!」

と、悶える妻に命ずるご主人様。
妻が命令に従い力むと、深部まで無造作に突っ込まれたふやけた茄子が、
何とも言えない勢いでスポッと飛び出して来ました。
その滑稽さを楽しそうに嘲笑うご主人様。
妻を自由にもて遊べる唯一の男性様、それが紛れもなく旦那の私ではなく、
愛する妻の浮気相手であり、元彼であるO様である現実が、
はっきりと動画と言う証に映し出されているのです。
私の汚チンポは、この二つの動画を誰よりも愛する妻に冷ややかに見下ろされながらイヤホンで鑑賞させて頂きながらも、完全フル勃起の救い様の無い有り様です。
妻は、私をもう完全に旦那とは思って居ない。
それを刻々と叩き込まれる晩となりました。
尋常ならぬ妻からの罵声や蔑みの雨は、
二日経った今も、身分不相応ではありますが、
旦那として、そして男としての『最後』の心傷に侵水し続けております。

「はっきり言うけど、お前は旦那の前に最下等の物だ!」

「はい、女王様っ、私はお二人様の最下等奴隷です」

「お前はクズだ!」

「嗚呼、はい、、」

「汚い足裏がお似合いだ!ゴミ!」

「シャワー前の香しい御足を舐めさせて頂き有難うございます!」

「捨てられなくなかったら、金輪際、一切私と彼に刃向かうんじゃないよ!」

「はい、女王様。お願いします、一切文句は言いませんので側に置いて下さい、お願いします。」

「お前なんか何時でも捨てられるんだよ!」

「旦那ぶるんじゃねーよ、最下等のクズがっ!ペッ!」

これでもかの罵声と共に、慈悲とはかけ離れた蔑みの唾をお吐き頂けました。

「嗚呼、有難うございます女王様。。。」

「私は彼に生涯奴隷を宣言したから!お前の妻?ふざけんな!お前は所有して貰ってる無駄な存在なんだよ本当は!」

「それをもっと弁えろ!バカ!カス!」

「うぅ〜、はいぃ、か、かしこまりました女王様。」

「いいか、私の許可無しに私に近づくなよ!ゴミはクセーんだよ!」

「お前が浮気してくれって懇願したのを忘れたのか?」

「は、はい、忘れません!女王様。これからもご主人様と一生愛し合って下さいませ。お願いします!」

「お前はただのストレスにしかならん!要らないんだよ本当は。」

「生かして貰ってるだけ有難く思えよ、ばーか!ペッ!」

「こんなに馬鹿にされてんのにビンビンじゃんかよ!マジ気持ち悪い!ゴミはゴミらしく一生私達に馬鹿にされながら仕えるんだよ!わかってんのか?カス!ん?」

「嗚呼、はいぃ、女王様、、ゴミの分際で人間みたいな嫉妬や感情を抱いて本当に申し訳ございませでした!お許し下さい!」

「こっち向いてしゃべるんじゃねぇよ!息が臭いんだよ!バシッバシッ!」

プレイとは程遠い、本当の嫌悪感、殺気に満ちたビンタで私を嫌います。
恐らくこれは妻の本心なのでしょう。
私はこの日、妻のご主人様への本気な愛を確信しました。
この疎外感、孤独感、悲壮感、不安感とは、
私が妻とご主人様の最下等奴隷である限り悠久として覚悟しなけらばなりません。
それでも私は妻を本当に愛してます。
全てを終わらせたい破滅思考と、もっと深くこの悲惨な身分を叩き込まれたいという被虐思考が、
毎日毎日不安定に交錯しておりますが、
それは悲しくも私が人間として産まれてしまった定からなる本能的感情。
そこはどうか、女王様もご主人様も、
今しばらく私が人間的感情を離脱するまでの間は、ご容赦頂きたく思っておりますが、
これもまた、生意気!と身分を弁えぬ旦那気取りの私に嫌悪感を露にされるのでしょう。

このような不安定から脱する為に、
世の主従の契りを交わす方々は、【奴隷誓約書】や【宣誓文】を書いたり、
剃毛や貞操帯、刺青、刺環等で形として覚悟を決めるのでしょうね。
私達夫婦もまた、もうかつての夫婦の形には戻ることないといことは、
この晩の行いから把握出来る事実でございます。
形として【覚悟】を残す事で、この邪悪な人間的感情と離別出来るのなら、
直ぐにでも、ご主人様、そして女王様に記を提出させて頂きたいです。
証を施して頂きたいです。

さて、結局この日も、
「ほら、さっさと逝け!クズ!」
の冷ややかで面倒臭そうな妻の駄目押しで、私は惨めに果てました。
惨めなツラで妻であった筈の女王様に御礼を深く申し上げながら。。。


妻は、ご主人様に“何でもします”と宣言しているのだそうです。
私も是非ご主人様に跪き、お二人様の奴隷、便器としての宣誓をさせて頂きたいと、
痛烈に想う、辛く、幸せな晩でございました。













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プロフィール

M夫

Author:M夫
最愛=妻と子供
性癖=変態ドM
嗜好=妻の匂い
生活=奴隷&旦那
願望=妻と彼氏の便器
不安=365日
安堵=妻の尻下
興奮=妻の唾
精神=Mモード時に安定
虚栄=普段の暮らし
切望=人間便器やゴミ扱い
言葉=冷酷であるほど興奮
身体=妻と彼氏様の所有物
射精=妻の前でオナニー

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